注意喚起(トーゴにおける髄膜炎の流行)

平成29年2月27日
トーゴにお住まいの皆様及び渡航者の皆様へ

 
トーゴで髄膜菌感染症が流行しております。
WHOの発表によると、2017年1月1日以降、死亡者17人を含め、髄膜炎の疑い患者201人が19の保健行政地区から報告されました。プラトー州のAkebou地区では1月2日から2月12日までに、髄膜炎の疑い患者は48人で、そのうち3人が死亡したことが報告されました(死亡率6.3%)。
この病気は咳やくしゃみなどで伝染します。今後の情報に気をつけてください。
なお予防にはワクチン接種が有効です。未接種の在留邦人の方やこれから渡航予定の方は4価(ACWY)ワクチンを接種することをお勧めします。
 
○流行性髄膜炎(Meningococcal infection)とは?
原因
 髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)が咳やくしゃみによる飛沫で、鼻や咽喉を介して血中から髄膜に達して感染します。潜伏期は1~14日です。
症状
 初期には風邪のような症状ですが,その後激しい頭痛,頸部硬直,けいれん,意識障害などの髄膜炎症状がみられるようになります。
治療
 抗生物質が効果的ですが、意識障害などの重症の場合は人工呼吸などの集学的治療が必要になることがあります。
予防
 予防ワクチンがあります。
 
参考:厚生労働省検疫所HP
http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name60.html