ニジェールに対する感染症対策及び保健・医療体制整備のための無償資金協力「経済社会開発計画」及び食料安全保障のための無償資金協力「食糧援助」E/N署名式
令和2年8月29日
E/N署名式
(左:ムッサ・アルア大使、 右:石田臨時代理大使) |
石田臨時代理大使スピーチ
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ムッサ・アルア大使スピーチ |
集合写真
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8月27日,石田駐コートジボワール日本国臨時代理大使は,ニジェールにおける感染症対策及び保健・医療体制整備支援のため、ムッサ・アルア駐コートジボワール・ニジェール共和国全権特命大使との間で,無償資金協力「経済社会開発計画」及び「食糧援助」の実施のための交換公文の署名を行いました。
「経済社会開発計画」では,1億円(約5億CFAフラン)を日本政府がニジェール政府に供与するものです。ニジェール政府は,新型コロナウィルス感染症対策に資する移動式X線撮影装置・可搬型超音波画像診断装置などの医療機器や救急車を、「ニアメ中核病院」に配備し,同感染症の新たな流行に対処する能力を強化する予定です。
「食糧援助」では,4億円(約20億CFAフラン)の供与により約4,700トンのコメが調達され、社会的な脆弱層に対し優遇価格で販売されることで、ニジェールの食糧不足の改善に役立つことが期待されております。また,コメの販売により発生した売上金は、見返り資金として積み立てられ,日本政府とニジェール政府の協議を通じて,農業,教育,保健等の様々なプロジェクトに活用されています。
ムッサ・アルア駐コートジボワール・ニジェール共和国全権特命大使は,そのスピーチの中で,新型コロナウィルス感染症対策を実施するニジェールに寄り添い,また同国の食糧安全保障に対する日本の支援が行われることを高く評価し,ニジェール政府及び同国民の名前で日本国民に対し深い感謝の念を表しました