コートジボワール国内におけるデング熱の発生

令和4年4月8日
【ポイント】
●3月23日時点で、コートジボワールにおいて、デング熱による感染者11名、死亡者1名が確認されました。
●デング熱は、蚊に刺されることによって感染する疾患なので、蚊に刺されないように注意してください。

【本文】
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(1)4月3日付のWHO発表によれば、コートジボワール保健当局は、3月23日付で、WHOに対し、コートジボワール国内においてデング熱が発生したことを通報しました。

【WHOの週報】
https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/352849/OEW14-280303042022.pdf 

(2)今年になってから、コートジボワール国内で確認された感染者11名のうち、9名がアビジャン(7名がCocody Bingerville、2名がTreichville Marcory)、1名がアディアケ、1名がダロアで発症しています。

2 WHOの報告の中で、コートジボワール政府は、デング熱の流行予防措置を準備しているとされています。

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(1)デング熱は、蚊に刺されることによって感染する疾患です。そのため、できるだけ肌を露出せず、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用するなど、蚊に刺されないように注意してください。
(2)蚊に刺されてから3~7日程度で高熱のほか、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られれば、デング熱の可能性があります。通常、発症後3~7日で解熱し、発疹は解熱時期に出現します。また、
(3)デング熱患者の一部は、まれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあり、早期に適切な治療が行われなければ、死に至ることがあります。その他に蚊によって媒介され、発熱が見られる感染症にマラリアがあり、こちらも治療が遅れると致死的な疾患です。どちらも迅速抗原検査で診断が可能です。
(4)予め「世界の医療事情」などで当地の医療事情や病院などをご確認いただくとともに、感染が疑われる場合には、早めに医療機関を受診してください。

【デング熱(厚生労働省HP)】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000131101.html

【世界の医療事情:コートジボワール(外務省HP)】
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/cote_d.html


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